【門西造園について】

　お読み頂きありがとうございます。門西造園の代表 門西 豊です。私は地元の新居高校を卒業後、当時はバブル経済が弾けた直後という事もあり、安定を求めて工場勤務のサラリーマンになりました。お給料は申し分ありませんでしたが来る日も来る日も決められた事をこなすだけ、昔から楽しい事が好きだった私は誰とも喋らず黙々と仕事をして帰るだけの毎日が辛くなり３年で退職してしまいました。1000人もいるような会社さんですと自分は組織の歯車にすらなれない歯痒さがあったのも退職してしまった理由の１つです。

　その後は富山県でスノーボードのインストラクターをしたりと不安定なアルバイト生活が続きましたが、ある時、行きつけの喫茶店の駐車場の生垣を手際良く刈っている植木屋さんを見かけました。「わぁ、プロの仕事だな。」と妙に感心してしまったのを覚えています。それ以来、どういうワケか私は町中で活躍する植木屋さん・庭師さんが目に付き始めました。当時人気のあったＴＶ番組「ＴＶチャンピオン」でも「ガーデニング王選手権」をやっていて、気付けば私は植木屋・庭師になりたいと思うようになっていました。運良くハローワークに造園業の求人があり迷わず応募、これが私の植木屋・庭師人生の始まりです。

　先輩方は厳しい方が多かったですが、植木屋・庭師は私の想像以上に楽しいモノでした。駆け出しの頃、剪定の終わったお宅から「ありがとう」のお言葉を掛けられた事に大感激。中にはタコヤキをご馳走して下さる方までおられて、お金を頂戴してお仕事させて頂いているのに、コチラが感謝しなければイケナイ立場なのに、感謝して頂ける。工場勤務の頃と比べてお給料は半減したものの、人様からお礼どころか仕事中は喋る事も出来なかった私には夢の様な体験でした。それ以来、植木屋の仕事に益々魅力を感じてのめり込みました。

　１４年ほど下積みとして勤めさせて頂いていたある日、ご年配の同業他社の先輩から「年なので引退するから顧客を引き継いでくれないか？」とのお話を頂きました。いつかは独立したいと考えていた私に降って湧いたこのチャンスを活かすべく、お世話になった勤め先の社長に独立したい旨をお伝えし、快く了承して頂く事ができました。当時３８歳、門西造園の創業です。独立間も無い頃は仕事も不安定で、そんな私を見かねた前勤め先の社長が私を応援で呼んで下さったりと助けて頂きました。今でも感謝しております。

　今では経験も２０年を越え、おかげ様でお客様にも恵まれ、日々お客様宅のお庭に入らせて頂き楽しくお仕事させて頂いております。ひとえにご支援・ご依頼を下さる皆様のお陰と感謝しております。まだご縁を頂けていない貴方様も、お庭の事で何かお困りの事がございましたら、ぜひ門西にお声掛けください。技術は日本一とまでは言えませんが、庭仕事に対する想いは誰にも負けません。私が貴方様のお役に立てる日が来る事を楽しみにお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

一生、植木屋。生涯ハサミを握っていたいです。

平成31年2月吉日　門西造園 代表　門西 豊

【モンゾウくん】

　「門西」の「モン」と「造園」の「ゾウ」を動物の象に見立てたダジャレキャラクターです。トラック等にも貼ってありますので、もしかしたら目にした事がある人がいらっしゃるかもしれませんね。そうです、あのトラックは門西造園のトラックです。

　昔っから冗談みたいなのが好きでして。お堅いイメージの職人の世界を柔らかく、身近に感じて頂きたいという想いから作成ました。イラストは門西造園を開業する際に浜松市に在住の漫画家さん、ダイモン次郎先生のお宅にいきなり押し掛けて直談判して書いて頂きました（あの時は私も若かったので…苦笑）。